品質保証部 のT.I.です。
健康食品の利用に関して考察してみました。
私たちの生活は文明の発達に比例し豊かになっていきたとよくいわれています。
寿命は70、80歳を超えるのは当たり前になってきており、定年後に迎える第二の人生設計も行われるようになってきているほどです。
そんな長寿命社会において大事なのは健康であることだとおもいます。
健康の維持には様々な方法がありますが、私たちと関係の深い健康食品に焦点を当てて考えてみました。
まず、健康食品の定義について、厚生労働省のホームページを調べてみました。(以下引用)
いわゆる「健康食品」と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、
医薬品以外で経口的に摂取される、健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売されたり、
そのような効果を期待して摂られている食品全般を指しているものです。
そのうち、国の制度としては、国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保健機能食品制度」があります。
出典:厚生労働省ホームページ (いわゆる「健康食品」のホームページ)
健康食品とは文字通り、「健康の維持及び増進に役立つとされる食品」を指すことが分かりました。
さて、それでは今度は健康とはどういった状態を指すのか調べてみましょう。
WHOのサイトを調べてみましたところ、
「健康」とは「肉体的、精神的、社会的に満たされた状態を維持している状態」との事でした。
とても大雑把な解釈となりますが、要するに食べることで元気になり人生がうまくいくような食品ってかんじでしょうか?
そんなものあるの?と思われるかもしれませんが、
実は健康維持に重要なのは様々な栄養素をバランスよくとることで、
その点、健康食品は実に都合のいいアイテムであり、
健康が維持できれば前述のようなバラ色の生活も夢ではないかもしれないと思います。
栄養素のバランスはよく水の入った桶に例えられます。
バランスよく整った状態だと水をなみなみ蓄えることができますが、
一つでも欠けている板があるとそこまで水量が減ってしまうという事です。
健康食品はその欠けた板を補う働きがあると考えることができると思います。
つまり健康のためには栄養バランスが重要ですが、どうしても偏ったり、不足したりしがちな栄養素というものはあります。
いくつか例を挙げてみます。
・カルシウム
カルシウムは言わずと知れた重要な栄養素ですが、カップ麺や加工食品に多く含まれるリン酸の過剰摂取は吸収を阻害する為、これらを取りすぎるのはよくないとされます。
反対にカルシウムを過剰摂取するとリンの吸収を阻害してしまうため、これも気を付ける必要があります。
ビタミンDと共に摂取すると吸収効率が高まるためキノコなどと乳製品を摂るのが良いと思われます。
・たんぱく質
現代人はたんぱく質の摂取量がピークより減少しており戦後と同程度とされてるようです。
食事量を変えるなどで対応できそうですが、昨今の値上げや懐事情を考えるとそれも難しいですよね。
個人的な意見ですが、たんぱく質の摂取にはプロテイン粉末を用いるのがおすすめです。
これは非常に安価なたんぱく質であるにもかかわらず保存性もあり、手軽に補給することができます。
ただしその場合純粋にたんぱく質の割合が高いものを選ぶべきで、安価で炭水化物を多く含むものはお勧めできません。
・ビタミンC(アスコルビン酸)
現代においてあまり不足しがちな印象はないかもしれませんが、かつて大航海時代にはこれの不足により大変な病が流行しました。
壊血病です。
壊血病は皮膚などの組織の結合が弱まることで発症しますが、ビタミンCは組織間の結合に重要な働きをするため、これが不足することで古傷や歯茎から出血したり、血管が破けやすくなったり、けがが治りにくくなったりしました。船乗りにライムが付き物なのはこういったことに由来します。
ビタミンCは水溶性であり、体内への蓄積が少ないため摂取上限量は定められていません。足りなくなることは現代では考えづらいですが、摂るに越したことはないのです。柑橘類を摂ったり、ビタミンCを含有する健康食品の力を借りましょう。
さて、健康食品について考察してみましたがいかがでしたか?
ほかにも様々な栄養素を含んだサプリメントや健康食品がありこれらは健康の補助に重要な役割を果たします。
機会があれば調べてみてください。
品質保証部 T.I.